不妊治療
丸山記念総合病院
卵胞刺激スケジュールについて
主に体外受精における排卵誘発スケジュールです。
丸山記念総合病院では「アンタゴニスト法」を主に、患者さんの状態・ご都合に合わせて「ロング法」、「アゴニスト法」などアレンジを加えています。
下記は基準となる日程表です。
卵胞の育ち具合等により多少前後することをご理解いただいた上で、治療のスケジュールの参考にして頂ければと思います。
卵胞を育てるホルモン剤です。HMGテイゾー150、HMGテイゾー300を使っています。
自然に排卵してしまうことを防ぐホルモン剤です。セトロタイドを使っています。
採卵に向けて、排卵を起こすホルモン剤です。注射後36時間で排卵します。採卵は排卵直前に行われるため、採卵2日前の23:00に注射し、34時間後の9:00に採卵になるよう調節されています。
子宮内膜を充実させるためのホルモン剤です。主にプラノバールを使用しています。
使用開始時のフレアアップを利用して前周期の卵胞を完全に排卵させ、その後のホルモン分泌抑制効果を利用して、排卵を抑制します。
強い卵胞発育作用があります。副作用として子宮内膜の薄化、頚管粘液の減少があります。
強い卵胞発育作用がありますが、副作用が少ないです。日本では乳癌の治療で使用されており、不妊治療においては保険適用外になるため、やや高額になります。
弱い卵胞発育作用があります。副作用が少ないです。